高校の時、大学の夏、春、冬休みになると建設現場でアルバイト

■、高校の時、大学の夏、春、冬休みになると建設現場でアルバイトをしていました。その当時の現場監督と言うと一にも二にも上の人で口を訊く事さえ恐れ多い存在でした。

少なくとも私よりは全員年上で在る事は間違いなく、毎日現場内を駆け回って居る姿はとてもかっこ良く見えていました。

監督全員がエリートだと思い神様的存在です、大学も3年になると建設現場のアルバイトが主流になり始め、アルバイトながら職人さんを使う立場になっていて等々大学を中退して建設の世界に入ってしまいました。

■、個人事業主として設備の会社を作り作業員も2,3人で小さな規模でした。この時も建設現場の監督は上の人達で事務所に入るのも学校の教員室に入る感じがしていたのです。

■、仕事も長くやっているとそれなりの信用も付いて来て現場が違っていても再開する監督も出て来ました。

何時も間にか気づくと中堅と呼ばれるようになり、大卒で入って来る監督は年下の人も増えてきていました。この時期はまだ出来る上司が何人もいてやりやすく新人社員もそれなりのいい指導を受けている様でした。

この時期はまだコンピューターが普及していなかったので、殆どが手書きの図面を書いていました。

■、パソコンが普及し始めると手書きが無くなり「キャド」と呼ばれる操作で図面を書く事が主流になり始めました。

今まで出来る上司であった人達がパソコンに飲まれて行き若い人が主流になり始めました。若者のパソコン操作には勝てず、上司もおとなしくなってしまいました。気づけば私もいい年で回りを見るとほとんどが年下になっていたのです。

■、徐々にでは在りますが若い監督連中のレベルが可なり下がっている事に不満を覚える事が多々あり、神様的存在であった人がこんなに低レベルかと、悲しくなってきます。

■、何故、レベルが下がったのか、パソコンの存在が大きく若い人達は現場に出る事が少なくなり、デスクで一日パソコンとにらめっこをしていて現場の流れが分からなくなっている様です。

教科書で勉強をしていて頭の中では分かって居ても実際の作業を見た事もなく出来る作業員に任せてしまうのです。

上からクレームが付くと責任逃れが出来て自身を守ろうとしている若者が増えています。ちょっときつめに文句を言うと来なくなってしまう人も居ます。

■、去年も転職で1人監督として入って来ました。目が輝いていてやる気も見られて有望な若者に見えました。初日に話す機会が在り、何故こんなきつい建設業に入って来たのか聞いてみました。

するとこんな返事が返ってきたのです。

「自分で作った建物が一生残る物を創れる事に魅力を感じてやって見たいとおもいまして」、との事でした。

「でもきついよ、朝は早いし、帰りも終電近く、休みも少ないし土日の仕事は当たり前」、しかし彼は燃えていました。「でもやりがいの在る仕事で一度やって見たかったので」と言っていました。

当然新人なので右も左も分からず、雑用や工事の写真などを任されてやっていました。2か月程経って慣れが出て来ると段々現場に足を運ばなくなっていて、彼の上司の真似です。

すると色々な業者から怒鳴られたり上から下から怒られて、日に日に元気がなくなって行くのが見て分かりました。

一月もすると遅刻や休みが増えて来て現場に来ても元気がなく作業員を避けている様になりました。

彼の上司も4人程同事務所に居ましたが何も言っていない様でした、もっとしっかりしていれば何とかなっていたのではないかと思います。

結局あれだけ張り切って入って来ても面倒を見る上司も無く、何をして良いのかも分からないまま人には怒鳴られ可哀そうな事になってしまいました。

最後は無断欠勤でそれ以来る事は在りませんでした。

■、しかし、駄目な監督さんばかり増えて良く現場が収まって行くと感心してしまいます。

コンピュータの画面上ではうまくいく事ばかりですが、実際に作業をしているとそんなにうまくいく事ばかりでは在りません。

例えばパソコンで1センチ隙間が空く計算ですが実際はぶつかってしまって通す事が出来ない場合が多々あります。

もっと現地に行って見て検討するとかしないと先が思いやられます。現在の建設現場での工事の遅れは慢性化している様です。

そこでとばっちりを食うのが電気と設備です。それに駄目な監督連中も入ります。結論が出せないのです。

全てゼネコンさんの言いなりで単独で決める事は出来ません。

■、例えばこの様な感じで進んで行きます。

工事終了が〇〇月末とするとゼネコンさんは○○月末の前日に終了、しかし、設備はそれからWCの器具を付けたり水出しをしたり到底朝までやっても完全には終わりません。

こんな工程は早くから監督が調整して何時まで時間を貰うとか決める事が仕事と言いたくなります。

行程を管理できる監督さんも殆どいなくなってしまいました。中には、若くてもしっかりした監督も居ますが、更にこの先の建設現場が変わりつつある今、先が見えません。

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