品質保証とは一体どういう仕事なのか?具体的な仕事はどのようなものか?そしてやりがいとはどのように実感するのか?

1 品質保証とは

品質保証とは品質管理とは全く違うものです。

品質管理とは一定の基準を、生産ラインについて満たしているのか?を監督する人間になります。

品質保証とは、このサンプルを元にデーターを収集し、お客様つまりクライアントにデーターを提出し品質に対する補償をしていくのです。

では具体的にどういう事が品質保証で必要なのか?ですが、まずは商品を壊していきます。

よく大手家具メーカで、ソファーに何回腰かけたら壊れるのか?など、具体的に何回座ったらという事を検証している筈です。

また、気温や湿度などで、塗料が落ちる、変色や変形が起きるなどの検証をする事によって、商品がどのような状況下だと問題があるのか?企業として把握しておく必要があります。

私の扱っていたのが、光学フィルムでしたがこれには特殊な塗料が塗られています。

これを、印刷機の輪転機と同様塗料を噴霧してプラスチック(ペットフィルム)に付着していくのです。

皆さんがよく知っているのは、カーフィルムなどもこの要領で製造されています。

この塗料が、温度が零下50度の所でも耐えられるのか?

また、温度100度でも塗料に異常がないのか?

など、過酷な状況でも製品に影響がない事をしっかり証明する必要があるのです。

2 品質保証が脆弱になるとどうなるのか?

品質保証がもっとも気に掛けるのが、製品の依頼がストップしてしまう事です。

仕事がなくなると、商品を検証する機会も失われます。

これが怖い。

しかし経営者側は、折角作った商品をなぜ卸せないので不機嫌になります。

そうです。

ここで品質保証と経営者とか監督している人間と闘う機会が訪れるのです。

最近、大手企業がデーター改ざんという、品質保証経験者から見るととても残念な結果になっています。

これは経営者側と、品質保証が和気あいあいとやっている証拠です。

駄目なものは駄目という決断が出来ず、経営者の言うがままに消費を垂れ流して後でトラブルとなる最悪のケースです。

こうなると、商品を供給するどころではなく、過去に作った商品をサンプルを元に(これは法律で決まっており、製品によってバラバラですが光学フィルムの場合1~3年となっています)色々検証しなければなりません。

年数が経過していると、当時製造している人や、検査を行った人が退社している可能性も強く、事情を聞き出す事も容易ではありません。

この間、生産ラインは止まり非正規雇用はまず解雇されてしまいます。

つまり職を失うという最悪な事態となります。

こうした企業トラブルは、品質保証の敗北と言えると思います。

3 品質保証のきっかけ

自分が勤めていた企業は、こうした不具合品をずっとメーカーに垂れ流してきました。

そこで、こうした商品を垂れ流す事によって輸送費がかかり、この経費は年間1000万円かかっていました。

また、商品の補償などでも毎月400万円の出費があり、つまり赤字を垂れ流していた状況があります。

そこで、元々光学系の現場を長くやっていてフィルムを使用する側だった私が誘われてはいる事になりました。これにより、少なくとも垂れ流しはなくなり、また不具合について検証をしっかり行えるようになりました。

申しました通り、輪転機なので商品は回転しているのです。

例えばそこにゴミが付着していると、回転しているので何度もそこにダコンがでます。

つまり指導としては清掃をしっかり行うように現場にフィードバックしたり、機械になんらかの傷がついているなどのあらかた要因を特定する事が出来ました。

作った商品はダコン部分をまき直しという事をやり、不具合の部分を取り除き出荷。

勿論、返される事もなく商品代金も頂戴出来ます。

必要最小限の被害に食い止める事が出来、売り上げは赤字から200万円の黒字を出す所までもっていけました。

実はこれだけでなく、新たな仕事の獲得にも成功し、売り上げは回復していきました。

4 協力する事が重要

品質保証を監督している主任の奥さんが、出産の為に朝型立ち会う事になりました。

品質保証がチェック機能がなくなると、新しく仕事を貰っても生産にOKがでません。

そこで急遽朝方、非番でも出る事になりました。

折角の出産なので、一日ついていればいいのに、主任は午後出てきました。

現場に対する責任感はさすがだと思いました。

非番ででた私を気遣ってくれたりもしました。会社の雰囲気はこれにより、コミニケーションが取れるのだと思います。

また、塗料の研究ですがずっと赤字だっため、補助する人がいません。

科学的な知識がなくとも例えば、10mlはかってほしいなど、助手がいないと研究は大幅に遅れたり、深夜まで研究員は残る羽目になります。

こうした協力をする事で、やはりコミニケーションをとっているとも言えます。

雑用は重要な仕事なのです。

まとめ

品質保証は会社のかなめだと思います。

そういう意味ではやりがいのある仕事です。

特に私の場合、外国との取引があるのですが、塗料を勧めたり普通では経験できない事をさせてもらえました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です